知育玩具の選び方|0〜3歳のおもちゃを買う前に確かめたい5つのこと

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確認した日:2026年10月3日(制度と商品の情報は、この日に公式サイトで確かめました)

「知育玩具」と書かれたおもちゃは、本当にたくさんあります。色や形、口コミを見比べているうちに、何を基準に選べばいいのか分からなくなることもあるのではないでしょうか。

小さな子どものおもちゃは、「どんな力が育つか」より先に、「今の年齢で安全に遊べるか」を確かめると選びやすくなります。この記事では、経済産業省・消費者庁・こども家庭庁と、おもちゃの業界団体である日本玩具協会の公開情報をもとに、買う前に確かめたい5つのことをまとめました。

この記事は、実際に使った感想ではなく、公式の情報を整理したものです。制度は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。

このページの目次

  1. まずは「対象年齢」を見る
  2. 3歳未満なら「子供PSCマーク」を確かめる
  3. 「STマーク」も選ぶときの目印になる
  4. 口に入る大きさの部品がないか
  5. 電池と磁石は特に注意

1. まずは「対象年齢」を見る

パッケージに書かれた対象年齢は、遊びの難しさだけでなく、その年齢の子どもが安全に遊べるかどうかの目安でもあります。

2025年12月25日からは、3歳未満向けのおもちゃに、次の2つを表示することが義務になりました(経済産業省)。

  • 決められた基準に沿って定めた対象年齢
  • 保護者が見守ること(「保護者の下で遊ばせてください」など)

外国語や数字だけで書かれた対象年齢は、日本語の表示に改めることになっています。ネット通販で買うときも、商品ページの写真や説明で、日本語の対象年齢を確かめておきましょう。

上の子がいる家庭では、おもちゃを分けてしまうことも大切です。こども家庭庁は、年上の子どものおもちゃには小さな部品が含まれていることがあるので、対象年齢になるまでは手の届かない所に保管し、遊ばせないよう呼びかけています。

2. 3歳未満なら「子供PSCマーク」を確かめる

2025年12月25日から、3歳未満向けのおもちゃ(法律での名前は「乳幼児用玩具」)に新しい規制が始まりました。経済産業省によると、内容は次のとおりです。

  • 作る会社・輸入する会社:国の技術基準に合っているかを確かめ、対象年齢などの注意を表示する
  • 売るお店:子供PSCマークの貼られていない3歳未満向けのおもちゃは、売ることができない

子供PSCマークは、技術基準に合わせることと、注意の表示をすることを、作った会社や輸入した会社が守っているという印です。3歳未満の子どもに買うときは、まずこのマークがあるかを見てください。

ネット通販で、海外から届く商品を選ぶときこそ、商品ページでマークと日本語の表示を確かめましょう。

3. 「STマーク」も選ぶときの目印になる

STマークは、日本玩具協会が決めた安全基準(ST基準)の検査に合格したおもちゃに付けられるマークです。検査は第三者の検査機関が行い、主に次のような点を調べます(日本玩具協会)。

  • 小さな部品や小さな球を飲み込んでしまわないか(3歳未満向けのおもちゃの検査も含む)
  • 着て遊ぶおもちゃなどの燃えにくさ
  • 鉛などの重金属や、塩化ビニル樹脂に含まれるフタル酸

STマークの付いたおもちゃで万一の事故が起きたときのために、補償の制度もあります(対人1人1億円、対物2千万円、見舞金10万円)。

経済産業省は、ST基準に合っていれば、3歳未満向けのおもちゃの国の技術基準にも合っていると判断する、と公表しています。また消費者庁も、おもちゃを買うときは「STマーク適用製品など、安全に配慮されたもの」を選ぶよう呼びかけています。

4. 口に入る大きさの部品がないか

消費者庁によると、子どもの口の大きさは直径約4cmです。これより小さいものは口の中に入り、誤飲の原因になることがあります。

選ぶときは、次の2つを確かめましょう。

  • 本体や付属品に、直径4cmより小さい部品がないか
  • 引っぱったり、かんだりしたときに、部品が外れたり割れたりしない作りか

遊んでいるうちに壊れることもあります。消費者庁は、壊れるなどの不具合があったときや、リコールの対象になったときは、使うのをやめるよう呼びかけています。ときどき点検しておくと安心です。

5. 電池と磁石は特に注意

ボタン電池

ボタン電池を飲み込むと、体の中で電気分解が起きてアルカリ性の液体ができ、短い時間で食道や胃などを傷つけるおそれがあります。特にコイン形のリチウム電池は、電圧が高く、食道などにとどまりやすいので、より危険です(消費者庁)。

消費者庁は、電池が簡単に取り出せるおもちゃは選ばないよう呼びかけています。STマークのおもちゃは、電池を入れる部分が簡単に開かない作りにすることが決められています。家にあるおもちゃについては、次の点に気をつけましょう。

  • 電池ぶたが外れやすくなっていないか点検する(外れやすいときはテープで留める)
  • 電池や、電池を使う製品を、テーブルの上など子どもの手の届く所に置かない

磁石と「水でふくらむボール」

磁石を2つ以上飲み込むと、腸の壁を挟んでくっつき、穴があくなどの重い症状につながるおそれがあります。水を吸ってふくらむ「吸水樹脂ボール」は、おなかの中でふくらんで腸をふさぐおそれがあります(消費者庁、こども家庭庁)。

マグネットセットなどの「磁石製娯楽用品」と、「吸水性合成樹脂製玩具」は、2023年6月19日から消費生活用製品安全法の規制の対象になっています(経済産業省)。磁石を使ったおもちゃは、壊れて磁石が出てこない作りかを確かめ、壊れたら使うのをやめましょう。

対象年齢の理由が分かるおもちゃの例

メーカーの中には、なぜその対象年齢にしたのかを説明しているところもあります。理由が分かると、今の子どもに合うかを判断しやすくなります。ここでは、公式サイトで説明を確かめられた2つを紹介します。

くもん出版「くるくるチャイム」(対象年齢:10か月以上)

ボールをにぎり、ねらった所で手をはなして、転がっていくようすを目で追うおもちゃです。くもん出版は、0〜1歳の子どもにとってはボールを「にぎる」より「はなす」ほうが難しく、はなせるようになってくるのがこのくらいの月齢なので、対象年齢を10か月以上にしていると説明しています。

レゴ「デュプロ」シリーズ(対象年齢:1才半以上。セットによって異なる)

大きなブロックで、小さな子どもでも扱いやすいように作られたシリーズです。レゴの公式サイトでは、推奨年齢は1才半からで、セットによって4才までと案内されています。セットごとに対象年齢が違うので、買う前に箱の表示を確かめましょう。

ここで紹介した商品の子供PSCマーク・STマークの有無や価格は、商品やお店によって違うことがあります。買う前に、商品ページやパッケージで確かめてください。

買う前のチェックリスト

  • 対象年齢が、子どもの今の月齢・年齢に合っている
  • 3歳未満向けなら、子供PSCマークがある
  • STマークがあるか(選ぶときの目印の1つ)
  • 直径約4cmより小さい部品がなく、外れたり割れたりしない
  • 電池ぶたがしっかり閉まる
  • 磁石が外に出てこない作りになっている
  • 上の子のおもちゃと分けてしまえる

まとめ

知育玩具を選ぶときは、「何が身につくか」より先に、「今の年齢で安全に遊べるか」を確かめましょう。対象年齢、子供PSCマーク(3歳未満向け)、STマーク、口に入る大きさ、電池と磁石。この5つを確かめたうえで、子どもの好きな色や遊び方で選ぶと、安心して選びやすくなります。

そして、遊ぶときはそばで大人が見守ること。3歳未満向けのおもちゃに表示が義務づけられた「保護者が見守る」という注意は、どのおもちゃにも当てはまります。

出典・参考(2026年10月3日確認)

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