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確認した日:2026年10月4日(制度やサービスの情報は、この日に公式サイトで確かめました)
絵本はたくさんあって、どれを選べばいいか迷いますよね。読み聞かせも、「これでいいのかな」と不安になることがあるかもしれません。
この記事では、文部科学省が公開している読み聞かせの資料と、国の「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」、NPOブックスタートとこども家庭庁の公式情報をもとに、絵本の選び方と読み聞かせのコツ、図書館とブックスタートの使い方をまとめました。
この記事は、実際に使った感想ではなく、公式の情報を整理したものです。決まりや条件は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。
このページの目次
- 絵本は「いっしょに楽しむ」もの
- 年齢ごとの絵本の選び方
- 図書館の子ども向けサービスを使う
- ブックスタートを知っておく
- 読み聞かせを続けるコツ
1. 絵本は「いっしょに楽しむ」もの
NPOブックスタートは、赤ちゃんにとって絵本は、自分で読むもの(read books)ではなく、読んでくれる人といっしょに楽しむもの(share books)だと説明しています。また、ブックスタートは早期教育の活動ではない、とはっきり書いています。
文部科学省の資料「絵本で子育てを楽しく」によると、読み聞かせは生まれてからすぐにでも始められます。子どもがすわれるようになったら、ひざに乗せるなど、よりそって読むことが大切です。途中まででも、好きなページだけでも、楽しめる範囲で読めばよいとされています。
国の計画も、家庭での取り組みとして、読み聞かせをしたり、子どもと一緒に本を読んだり、図書館に出かけたりすることを挙げています。上手に読むことより、いっしょに楽しむ時間をつくることを大切にしましょう。
2. 年齢ごとの絵本の選び方
文部科学省の資料には、年齢ごとのおすすめの絵本の目安が書かれています。表にまとめました。年齢は目安です。
| 時期 | 選ぶときの目安 | 読み方のヒント |
|---|---|---|
| 0〜2歳ごろ | 子どもの好きなものがのっている。身近な動物や植物が登場する。生活の中のことばにふれている。ことばや音のくり返しがある | わらべうたや子守りうたを歌って聞かせるのもよい |
| 2〜6歳ごろ | 昔ばなし、物語・童話、科学絵本、生きもの図鑑など。いろいろなジャンルにふれる | 子どもはくり返しが大好き。気に入った絵本は何度でも読む。文字を覚えはじめても読み聞かせは続ける |
迷ったときに使える公式のリスト
NPOブックスタートが3年に1度開く「絵本選考会議」では、赤ちゃんと絵本の関係にくわしい5名の委員が、「ブックスタート赤ちゃん絵本」30タイトルを選んでいます。対象は、おおよそ0〜24か月の子ども向けの絵本です。たとえば『いない いない ばあ』(童心社)、『くだもの』(福音館書店)、『だるまさんが』(ブロンズ新社)は、2024〜2026年度と2027〜2029年度のどちらのリストにも入っています。
こども家庭庁のサイトでは、こども家庭審議会が推薦した「児童福祉文化財」の本も紹介されています。令和7年度(2025年4月〜2026年3月)に推薦された絵本や児童図書などは、全37作品です。それでも迷ったら、図書館の人にたずねてみましょう。
3. 図書館の子ども向けサービスを使う
公立図書館は、本などの資料の利用について料金をとってはいけないと、図書館法で決められています。いろいろな絵本を借りて、子どもの好みを探せます。
国の計画は、図書館が力を入れるサービスとして、乳幼児向けの本や資料をそろえること、乳幼児のおはなし会、読み聞かせの支援、講座や展示会、託児サービスなどを挙げています。文部科学省の資料によると、まわりを気にせず多少声を出してもよい児童コーナーや赤ちゃんコーナーがある図書館もあります。
図書館などでは、読み聞かせ会やわらべうたの会などのイベントも行われています。お住まいの図書館のサイトで、おはなし会の日程や、利用カードの作り方を確かめてみましょう。なお、4月23日は、法律で定められた「子ども読書の日」です。
4. ブックスタートを知っておく
ブックスタートは、0歳児健診などの機会に、赤ちゃんと保護者に絵本を開く楽しさをその場で体験してもらい、絵本もプレゼントする活動です。行政と市民が協力する、自治体の事業として行われています。国の計画でも、0歳児健診などで絵本にふれる機会をつくる取り組みの例として挙げられています。
- 対象:事業を行う市区町村に生まれた、すべての赤ちゃんとその保護者
- 時期:実施月齢はおよそ3か月〜18か月で、自治体によって違う
- 場所:多くの自治体では、0歳児の集団健診で行う
- もらえるもの:絵本が入ったパック。絵本のタイトルや冊数、資料やバッグの有無などは自治体ごとに違う。多くの自治体では、図書館などが作った絵本リストも一緒に手渡している
NPOブックスタートによると、NPOを通してブックスタート事業を行っている自治体は、2026年8月30日現在で1,124です(全国の自治体数は1,741)。お住まいの地域で行っているかは、NPOブックスタートのサイトの「全国の実施状況」や、市区町村のお知らせで確かめられます。
5. 読み聞かせを続けるコツ
文部科学省の資料のQ&Aから、続けるためのヒントをチェックリストにしました。
- 読む曜日や時間を決めておく(お昼寝の前、お風呂上がり、寝る前など)
- 表紙が見えるように絵本を置いておく
- 同じ絵本ばかりでも心配しない(満足するまで楽しむと、興味は移っていく)
- 落ち着かないときは、気に入った絵を見たり、おしゃべりをしたりする
- 字が読めるようになっても、子どもが望む間は読み聞かせを続ける
- 布の絵本やさわる絵本など、子どもに合う絵本は図書館や社会福祉協議会に相談する
音が出る絵本など、電池を使うものを選ぶときは、1本目の記事の電池の注意もあわせて確かめてください。
まとめ
絵本は、上手に読むことより、子どもといっしょに楽しむことが大切です。0〜2歳ごろはことばや音のくり返しがある身近な絵本から、2〜6歳ごろは昔ばなしや科学絵本などへと、少しずつ広げていきましょう。
選ぶのに迷ったら、ブックスタート赤ちゃん絵本やこども家庭庁の推薦作品の一覧、そして図書館の人を頼ってみてください。赤ちゃんがいる家庭は、住んでいる市区町村でブックスタートを行っているかも確かめておきましょう。
出典・参考(2026年10月4日確認)
- 文部科学省「はじめてみませんか 絵本の読み聞かせ」(子ども読書の情報館。パンフレット「絵本で子育てを楽しく」)
- 文部科学省「0歳~2歳頃の読み聞かせ 音やリズムを楽しもう」
- 文部科学省「2歳~6歳頃の読み聞かせ ことばやジャンルを広げよう」
- 文部科学省「絵本にふれる機会を増やそう」
- 文部科学省「こんなとき、どうする・どうしたQ&A」
- 文部科学省「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(第五次、令和5年3月)
- デジタル庁 e-Gov法令検索「図書館法」(第17条)
- デジタル庁 e-Gov法令検索「子どもの読書活動の推進に関する法律」(第10条)
- NPOブックスタート「ブックスタートとは」
- NPOブックスタート「全国の実施状況」
- NPOブックスタート「「ブックスタート・パック」の内容」
- NPOブックスタート「ブックスタートでお渡しする絵本」
- NPOブックスタート「ブックスタート赤ちゃん絵本/2001年度から現在まで」
- こども家庭庁「児童福祉文化財」
- こども家庭庁「令和7年度推薦作品」